『坂の上の雲』続読中。
文春文庫で現在四巻目。こればかり読んでいるわけではないので、なんとか一週間に一冊のペースで読みたいのではあるが、難しくなってきた。
恥ずかしながら本日、本屋で日露戦争の関連文庫を買おうとしたときに、その本の帯をみて、今年があれから100年であるということに気づく。ここにきて『坂の上の雲』全巻を古本屋にて手に入れることができ、読書を再開したのは奇遇であるなあと感じた。
さて、四巻目を読書中である。
しかしながら、かなり混乱気味。それもそのはず、私はこの時代の背景や知識にまったく疎い。幕末・明治維新のころが書かれた『竜馬がゆく』では、それ以前にいろいろとそのころの小説等をつまみ読みしているから、ある程度歴史の流れや当時の各立場の思想というものが前知識で備わっていた。
だが、日露戦争に関してはほとんど皆無。中学、高校時代に歴史の教科書でさっと目を通した程度。はじめて知る人物名も多くでてくるし、巻末の地図と照らし合わせながら読むも、いまいち把握できていない。各章については、もちろん文章を楽しむことはできてはいるが、全体的につなげて読むことができないのだった。
そんなわけで、本日は書店で目に付いた文庫2冊を購入。時代背景の知識を少しでも強化し、『坂の上の雲』を楽しむための作戦とした。
『20ポイントで理解する 日露戦争がよくわかる本』
(太平洋戦争研究会、PHP文庫)
『人物で読む「激闘の軌跡」 日露戦争名将伝』
(柘植久慶、PHP文庫)
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